中古優良住宅の認定制度

先週の木曜日(2/16)の日経新聞に載っていた記事のご紹介。
中古住宅市場をもっと活性化していこう、という話だ。

 

国交省によると、日本の中古住宅シェアは欧米に比べて少ないらしい。

米国・英国では住宅流通の8割超が中古住宅なのに対して、
日本は、新築の占める割合が圧倒的に多く、中古住宅は15%ほど。

主たる原因は、中古住宅の過去情報や欠陥保証保険の整備が遅れによる
買主側の品質への不安が大きいことだという。

この不安を取り除くために国交省が準備しているのが、高品質な中古住宅の認定制度。
名前はまだ決まっていなくて「納得住宅」「安心住宅」みたいなものになるようだ。

2018年4月には「改正宅地建物取引業法」が全面施行されて
仲介業者には、住宅診断実施について顧客への確認や説明が義務付けられる。

その説明が、聞き手にとって難解なものにならないように、すべきと思う。

現在4兆円ほどの中古住宅市場を、2025年までに8兆円に増やす計画という。
関連市場であるリフォーム・リノベーション市場も加えると20兆円規模だ。

 

政府主導で様々な施策が進んでいる中で、
「住まいの主役」である人々が、本当に満足できる選択をするために
皆の思いに寄り添える「住まいアドバイザ」に、なりたいな。

 

【参考】国土交通省 住生活基本計画(平成28年3月18日) 
http://www.mlit.go.jp/common/001124128.pdf
http://www.mlit.go.jp/common/001123474.pdf