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不動産仲介とAI

不動産業界は、IoTとかAIの導入が、比較的遅れているという。

先週の新聞記事で知ったこと;
総務省の情報通信技術の導入にかかわる調査によれば、
不動産業界はIT導入可否による業績の差が、他業界に比べて大きいそうだ。

大量の情報を読み込んで収益性の高い物件を絞り込む、という作業には
AIやITは確かに威力を発揮しそうだ。まさにビッグデータ解析。

一方、人間の感性が不要になるとも思わない。

10年ほど前に賃貸住宅を探したとき、
ネットに掲載されている間取りなどの情報をくまなく調べて
自分なりに3件ほど候補を絞り込んで不動産仲介代理店を訪ねた。

てきぱきして感じの良い女性の担当者は、
私が挙げた候補物件を参考に、ネットにアップされる前の最新情報から
よさそうな物件をいくつか選んでおいてくれた。

自分で見つけた候補物件3件を見終えて、
どれも今一つだなあと途方にくれていた私は、
4番目に内覧した彼女のおすすめ物件に即決した。

築年数が長いのに管理状態がよく、
間取りが少し変わっていたけれど、安全で明るくて風通しも十分。
はじめの3件を回りながら世間話をする間に、候補から絞り込んだらしい。

早く決めなきゃいけないけど妥協したくはない状況だった私は
彼女に心から感謝した。

住まいに求めるものは、人それぞれ。
それを的確に察して(解析して)適切な提案ができるようなAIって
果たして実現するんだろうか。