新しい街づくりと、高齢者の住まい
昨日の日経新聞朝刊の記事で「CRCC」という言葉を知った。
米国発祥のContinuing Care Retirement Community の略語で、
「高齢者が元気なうちに移り住み、地域貢献や生涯学習に取り組みながら
暮らす共同体づくり」という意味だそうだ。
介護や医療が必要になっても、引き続きケアが受けられるらしい。
そんなに遠くはない(!)自分たちの老後に思いをはせると、
守られた施設が安心なのかなあとも思うけれど、
自由に生きている感覚を持ち続けたいし、
高齢者だけで閉じ込められたようなコミュニティは息苦しい気もする。
東京都では、高齢者住宅と一般住宅を一体で開発するモデル事業に
補助金をつけて支援するそうだ。
医療や介護の拠点だけでなく、保育園や若い世代と交流できる施設など
が近所にあれば、リタイア後の生活にも張りがでるだろう。
新しいことに挑戦したい気持ちや、もっと社会の役に立ちたい気持ちが
むくむく湧き出してくるかもしれない。
そんな「自分らしい暮らしを実現する住まい」を見つけるお手伝いをしたい。
つまり、私が目指す "住まいアドバイザ" が担う役割のひとつは、
「日本版CRCC構想」を支えることなのかも?